保育園行事が憂鬱でなるべく行きたくない理由のひとつは、ママ友との関係が関連していると思います。
さらに働くママは仕事が休めるかといった不安がでてくるでしょう。
保育園行事にすべて参加することは難しいです。
そこで、どんな行事にどの程度参加したらよいか、保育園行事を無事に1年乗り切るためのメリハリ参加術をご紹介します。
保育園行事は年少3歳児クラスから増えてくる
保育園の年間行事は、年少児クラスの3歳児くらいから増えてきます。
さらに子どもが小学生になるとPTA関連の行事もあり、学校行事は圧倒的に増えるでしょう。
その点、保育園行事は比較的働くママに配慮されています。
しかし、それでも年度初めに配られる年間行事一覧をみると働くママに負担がかかる行事がいくつかあります。
保育園行事の年間一覧は、ざっと基本こんな感じです。
保育園年間行事
☆4月☆
入園式・進級式
保護者会総会
役員会
食育体験(じゃがいも植え付け等)
誕生日会
☆5月☆
子どもの日の集い
春の親子遠足
誕生日会
☆6月☆
前期個人面談
前期組別保護者会
誕生日会
☆7月☆
前期保育参観
プール開き
夏まつり
誕生日会
☆8月☆
食育体験(じゃがいも堀り等)
誕生日会
☆9月☆
運動会
誕生日会
☆10月☆
秋の遠足
文化祭
食育体験(さつまいも収穫等)
役員懇談会
誕生日会
☆11月☆
後期組別保護者会
誕生日会
☆12月☆
お遊戯会
クリスマス会
誕生日会
☆1月☆
後期個人面談
誕生日会
☆2月☆
節分豆まき
誕生日会
☆3月☆
ひな祭り会
誕生日会
お別れ会
卒園式
不安になったかもしれませんが安心してくださいね。
学校行事は、すべて参加する必要はありませんよ。
保育園では大きく分けてだいたい2種類の行事に分けられます。
ひとつは、「子どもだけが関わる行事」。
もう一つは、「保護者だけが関わる行事」です。
それぞれの行事がどちらになるか当てはめていき、参加が必要か否か選択していきます。
ではどんな行事なら参加しなくてもよいかみていきましょう。
参加しなくてもよい行事
- 気炎会という名の交流会
- PTA会合
保育園によっては、保護者同士これからの行事の気炎を上げる名目で「気炎会」という交流会が開かれる場合があります。
たとえば、運動会行事前に行われたりします。
たいてい土曜日の夜や平日の夜といった時間帯に開かれます。
保護者同士情報交換できる良い機会ではありますが、お酒が飲めなかったり、そういう場の雰囲気が苦手な方も多いと思います。
参加しないと今後その場の雰囲気に慣れずに自分だけが浮いてしまうのではないか、とマイナスな面をお持ちの方も中にはいるかもしれませんが無理して参加しなくても大丈夫です。
実際、最後まで参加されない保護者の方もいらっしゃいました。
時間とお金を割いてまで嫌な思いをして参加する必要はありません。
部分的に参加してもよい行事
- 役員会
- 懇談会
- 運動会の練習
- 夏まつりの出しものなどの準備や打ち合わせ
何回も集まりがある行事で全部参加しなくても問題なさそうな行事です。
こうした練習のための集まりは、1,2回出てみて判断するとよいと思います。
参加メンバーによって状況が変わってくるのかもしれません。
日程の全部に行かなくても、練習だけなら毎回でなくても大丈夫でしょう。
平日夜など仕事に差し支えないときに開かれる役員会や懇談会は出席し、平日の日中に開かれる会合は「仕事があるから」という理由で欠席します。
そのかわり、家で持ち帰ってできる仕事がないか、積極的に声をかけるようにすることが大事です。
初めから終わりまで参加する行事
- 運動会
- お遊戯会
- 発表会
- 遠足
子どもが親の参加を楽しみにしていたり、働くママ自身が参加したいと思った行事です。
幼少期は子どもが何より喜んでくれます。
何度もママやパパが園に来てくれたり、園のために尽力している姿をみせることで子どもにも伝わります。
運動会など必ず参加したい行事が、いつも平日で困るというママやパパももいらっしゃると思います。
そういった場合、園や学校に意見をだしてみるというのも一つの方法です。
アンケートで保護者からの意見を求める保育園や学校も増えてきています。
保育園で平日に運動会が行われていたところ、保護者からの意見によって土曜日に行われたといったケースもあります。
家族に協力してもらう行事
何よりも子どもの保護者はあなただけではありません。
あなた以外の家族にも協力してもらえるのであれば、ぜひお願いするのも得策です。
パパと分担する行事
- 個人面談
- 保護者会
- PTA会合や気炎会
- 引き取り訓練
こういった行事は、パパと分担することをおすすめします。
兄弟のいるご家庭では、兄弟で日程が重なってしまうときも多々あるかと思います。
ママだけが担当するのは無理があるのでパパにお願いしましょう。
父親が学校行事に参加するメリットは大きいです。
パパが行事の参加をすると、先生と何度か顔を合わせる機会が増えるので、先生とのコミュニケーションが取りやすくなり、パパも居心地の良い保育園になります。
そして何より、夫婦の会話が増えます(笑)。
子どもが保育園で過ごした1日の出来事を話すとき、「○○先生がね」とか「掲示板に貼られていた子どもの絵を見た?」
といった共通の話題ができます。
パパ以外の家族も巻き込む行事
- 保育園参観
- 食育体験行事
回数が多く、だれが参加してもよい行事です。
小学校は授業参観が特に増えます。
毎月1回の土曜授業の日は、すべて参観日といった学校も増えています。
保育園では前期、後期に各1回ずつ(園により変わります)。
小学校は決められた1週間、いつでも見学してよい学校公開日というものもあります。
そのため平日の授業参観は可能な限り、おじいちゃんおばあちゃんにも協力してもらいましょう(近くにいらっしゃる場合)。
ママのマインドセット
保育園行事の目的は「子どもの成長を見届ける場」です。
ママのマインドがブレていると周りの雰囲気や周りのママ友に流されやすくなり目的を見失います。
ママのマインドは、「どのような心構えで子どもの成長を見届けるか」ということが大事になってきます。
保育園行事は情報交換の場でもありますが、本当に必要な情報や聞きたいことは直接園の先生や担任の先生に聞くのが一番です。
子どもが関わる行事の場合は、しっかり自分の子どもに目を向けましょう。
子どもが関わらない行事は、無理して参加しないと決めたのなら、それも立派なママのマインド(考え方)になります。
-
参考スピリチュアルな視点で解く!苦手な人の理由と対処法
苦手な人って、どうして私の周りに現れるの? どうしたら上手に付き合えるの? こんな疑問を持っているママは多いと思います。 この記事では、スピリチュアルな視点から苦手な人の理由と、彼らとの上手な付き合い ...
続きを見る
さいごに
保育園行事や学校行事は、1年間できるだけ体験してみることもおすすめします。
「これは出なくてもよいだろう」と思っていた行事にクラスのほとんどの保護者が参加していて、参加しなかった子どもが後で疎外感を味わうなんてことにならないために。
逆に「これは皆が参加しているだろう」と思った行事が閑散としていて、次回から出席しなくていいかなと判断もできるからです。
しかし、役員や係を卒業までに必ずひとつしなくてはいけない、といった園や学校も結構あるのが現実です。
その場合は割り切って早めに役員や係になり、はじめの1年間は子どもの行事にとことん参加する年にしてしまうとその後の判断がつきやすくなります。
役員をやってみると保育士や先生と話しやすくなり、子どもの些細な様子も日々報告してもらえたり、園や学校のこともより理解できるようになるメリットもあります。
子どもの成長で一番大事なのは、ママが必ず行事に参加することよりも『ママが笑顔でいる』ことです。
そのためにもメリハリをつけて行事に参加していき、子どもとの良い思い出をつくっていきましょう。